屋外空気質センサ(「OAQセンサ」とも呼ばれる)は、建物の外の空気質を測定するために使用されるデバイスです。光化学オキシダントと二酸化窒素にさらされている人々の健康と身体の状態に関連します。OAQガスの源は、一般的に燃焼エンジンや、工場など産業用施設からの排出物によります。センサおよびセンサ製品の例としては、光化学オキシダントセンサや二酸化窒素メータなどがあります。

IDTは、オゾン(O3)および窒素酸化物(NOx)といった、有害な屋外空気質の一因となるガスを検出するために調整されたOAQセンサを提供しています。これら両方のガスを共に測定し、米国EPA AQI基準に関連する濃度を報告することにより、これらのセンサは、人間が健康および環境を管理するために重要な情報を提供します。また、建物、工場、自宅のスマートエアハンドリング システムを効率的に管理します。

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屋外空気質の監視

屋外空気質が低下する一因として、一般的に交通とクルマが挙げられます。道路や工場の近くで屋外空気質を測定することは、その場所の屋外空気への影響を知る上で重要です。屋外空気中のNOxおよび光化学オキシダントのレベルは、特に敏感な人への、喘息など呼吸の問題が増えるなど、屋外活動に顕著な影響を及ぼす可能性があります。屋外空気質は、屋内空間にも重要な影響を及ぼすため、屋内への吸気口で直接測定することにより、屋内空気質を大幅に改善することができます。

空気質を有害化する一般的な要因

屋外空気を有害化する主な原因は、自動車の排出ガス、発電所・工場などにおける化石燃料の燃焼であり、揮発性有機化合物(VOC)、O3およびNOxといった、有害な物質の組み合わせを大気中に放出する可能性があります。これらのガスはまた、空気処理システムが、新鮮な空気を引き込むのではなく、有害な屋外空気を再循環させてしまう可能性を高めます。

政府、企業、非営利団体は、よりクリーンなエネルギー源への移行、発電所や自動車から排出される有害物質の削減、空気質警報による教育など、さまざまな手段を通じて、このような空気質問題に取り組んでいます。これらの取り組みは、特に呼吸器系の問題を持つ人々にとっては、有害な空気の影響を軽減できるかもしれません。しかし最も重要な問題である、有害物質を身体の全体および局所に晒すこと、人類全体の健康を保護すること、に取り組んでいるわけではありません。

屋外空気質の評価
世界保健機関(WHO)空気質ガイドライン(AQG)は、健康上のリスクを高める主要な大気汚染物質の、しきい値制限に関するガイダンスを提供しています。これは空気質を改善するために、地域および国レベルで大気汚染指標を設定するための参考情報となります。この他、いくつかの国が個別にガイダンスを提供しています。

米国環境保護庁(EPA)は、空気質を測定・評価するための基準として空気質指数(AQI)を定めています。AQIは毎日の空気質を報告しており、地上レベルのオゾン、二酸化窒素、PM2.5、一酸化炭素、二酸化硫黄を含む、5つの主要な大気汚染物質を対象としています。AQI指数は、0(良い)〜500(悪い)で空気質を評価しており、大気汚染の増加に伴う公衆衛生上のリスクに基づいて、6つのカテゴリを定義しています。

ルネサスによるOAQ評価

ルネサスのOAQセンサは、オゾンガスと窒素酸化物ガス濃度をppb(10億分の1)レベルで検出し、後述するEPAのAQI(O3 とNOxの組み合わせ)を報告するためにキャリブレーションされています。

業界をリードする屋外空気質センサソリューション

ルネサスは、屋外空気質を悪化させ健康に影響する主なガスを感知するため、金属酸化物ベースの最適化された屋外空気質センサを提供しています。ZMOD4510は、EPA AQIに対し調整されたNO2センサモジュールとオゾンガスセンサの機能を、一つのデバイスに組み込んでいます。センサは、一般的なマイクロコントローラと簡単に統合できるよう、あらかじめコンパイルされたライブラリを備えた、信頼性の高い統合ソリューションを提供します。このプラットフォームは、次世代の産業および民生用途向けに最適化されています。

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